庭の梅の木と樹木医さん・樹木に良い環境と手入れのポイント
庭に梅の木があります。
想いのまま といって白・濃いピンク・薄いピンク・白とピンクのまじり・・・
とってもかわいい花が咲く梅の木です。
昨年からあまり花が咲かなくなってしまい、コケが幹にたくさんつき、元気がなさそうなので、
樹木医さんに診てもらうことにしました。
樹木医さんについて
分かりやすく言うと、その名の通り「木のお医者さん」です。
天然記念物になるような巨大な樹木や名木、街路樹や庭木など傷んだり病気になったりした樹木の診断、治療、病気の予防、
後継樹の保護や育成を行っています。
世界一美しい藤棚をつくりあげた樹木医 塚本こなみさん をテレビで拝見して、私は、樹木医という職業を知りました。
本当にすばらしい藤棚ですね。
樹木医さんの診断は、ウメノキゴケは直接植物に害を及ぼす訳ではないそうです。
梅の木が衰弱しているから、コケが生えるので、新陳代謝が悪く弱っているサインだそうです。
でもコケが生えるところは、空気が良いところだそうです。
梅の木を元気にする方法は、日差しと風通しは良好なので、土壌改良を行うこと
土壌改良工事を行った、日本三大桜の一つ山梨県北杜市の山高神代桜があります。
国指定の天然記念物です。
樹齢2000年ともいわれる老木で樹勢も年々衰え始め「もうすぐ枯れるのではないか」と考えられるようになり、
平成13年より樹勢回復委員会が組織され検討が重ねられた結果、
樹勢の衰えはネコブセンチュウが蔓延した根圏環境の土層にあるとし、
その改善が計画され平成15年より4年がかりで樹勢回復に向けた土壌改良工事が行われました。
これまで見られなかったたくさんの細根が確認でき、継続的に見守っているそうです。
(日比谷花壇グループ「エコル」の樹木医が選ぶ桜の名木より)
庭の梅の木は、神代桜のように大ががりな事は出来ませんが、
樹冠下に、30~60㎝の深さのタコつぼ状の穴を4~8ケ所堀り、堆肥等を入れた土で埋め戻す。通気をよくする方法を教えていただきました。
台風の風にも耐え だいぶ弱ってしまっているようです。
早速 やってみます。
樹木に良い環境のポイント
- 風通しが良い
- 日当たり良い(全部の葉に日が当たるように)
- 水はけが良い
- 土壌が良い
樹木の手入れのポイント
- 枯れ枝は切る(切る所があります)
- 立枝は切る
- 背にはえている枝は切る
※風通し・日当たりがよくなるようにと日頃のお手入れがポイント
※剪定する時期は 木の種類によって違いますが、落葉樹は12月頃・常緑樹は2月の終わり頃が目安です。
お庭の木のバランスと調和を見て剪定していきましょう。
樹木医さんの木に対する愛情を感じました。
人の住む環境も樹木の良い環境と同じです。
- 風通しが良い
- 日当たりが良い
- 水はけの良い土地(湿気がない)
- 空気が良い
- 日頃の片付けとお掃除が大切
- 家の中は良い感情でいっぱい
樹木も環境とお手入れと愛情によって元気に成長して何十年、何百年、何千年と生きていくように、
住まいが良い環境であれば、元気でよい人生を送れることでしょう。
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