住まいと健康〜よろこびをもたらし、運を育てる外構・庭づくり〜
花々が咲き誇り、緑の木々に囲まれた庭は、日々の暮らしに季節の彩りと癒やしをもたらしてくれます。
蝶や虫、小鳥たちが訪れることで、自然とのつながりも感じられるでしょう。
自然とともに過ごす時間は、小さな感動やささやかな幸せに満ちた、豊かな暮らしを育んでくれます。
心も身体も健康に生きていくために、花と暮らし、庭づくりを楽しみませんか。

五感を刺激し心を豊にしてくれる庭
マイホームの喜びや楽しみのひとつに、「庭」があります。
庭は、暮らしにさまざまな効果や価値をもたらしてくれる存在です。
庭で過ごす時間はもちろん、家の中で過ごすひとときにも、たくさんの喜びや楽しみを与えてくれます。

庭の楽しみ
● 庭の木々や植物、花の香りに包まれるひとときは、日々の暮らしにやさしい癒やしをもたらしてくれます。
● 四季折々の花を育て、室内に飾ることで、家族みんなが季節の移ろいを感じながら心を和ませることができます。
● 家庭菜園では、野菜や果物を育て、収穫の喜びを家族で分かち合う楽しみも生まれます。採れたての恵みを使って料理をする時間は、暮らしをより豊かにしてくれるでしょう。
● 芝生やテラスは、子どもたちやペットの遊び場となり、庭いっぱいに笑顔が広がります。
● 木々に野鳥がとまり、その姿を見て子どもが嬉しそうに声を上げる――そんな何気ない瞬間も、庭のある暮らしならではの喜びです。
● 庭に実る果実は、野鳥にとって大切な食べ物となり、木々は羽を休める場所になります。
また、美しい花々は蝶やミツバチにとって、蜜を集める貴重な場でもあります。
庭は、人だけでなく、さまざまな生き物を育み、動物たちにとっても心地よい環境なのです。
庭からもたらされるこうした出来事は、家族の心を癒やし、子どもたちの好奇心を刺激し、五感を豊かに育ててくれます。
庭に出て、自然とふれあい、その喜びを五感いっぱいに感じることで、笑顔が増え、心も身体も健やかに整っていきます。
外構や庭は、幸運を引き寄せる「招運」の場
門を開け、アプローチを通って玄関へと向かう空間は、ご自身やご家族、そして訪れるお客様を最初に「お迎え」する大切なエリアです。
そして外構や庭は、外から見た住まい全体の印象を形づくる景色でもあります。
そのため風水では、外構や庭は幸運を招き入れるために、とても重要な場所と考えられています。 外構と庭は、運を引き寄せる「招運」の場なのです。

土地の力を大切にする庭づくり
土の中には、微細な生き物がたくさん生活していたり、生命を断たれた動物などの霊魂が静かに眠っていたり、目には見えませんがそこの地表を住処にしている精霊、スピリッツなどが多くいる事を忘れてはなりません。
そうした土地に触れる前に行う地鎮祭は、これから始まる暮らしへの感謝と敬意を表し、土地のエネルギーを整える意味を持っています。
風水では、敷地そのものをとても重要な要素として考えます。
できるだけ土壌をあらわにし、コンクリートや敷石を必要以上に用いず、植栽を取り入れることで、土壌からのエネルギーの流れを妨げないことが大切だとされています。
土の力を活かすことで、健康運や家庭運、仕事運、財運、人とのご縁など、さまざまな運気を穏やかに高めていくことにつながると考えられています。
また、土壌を清らかに保つことは開運にも良い影響をもたらすとされ、埋炭によって地場のエネルギーを整える方法もあります。
門や玄関に盛り塩をすることは、外から持ち込まれる不要な気を浄化するための、昔から伝わる習わしです。
毎朝、心を込めて盛り塩を行うことも、暮らしを整えるひとつの習慣としておすすめです。
外構・庭づくりのポイント整理

1. 塀・フェンス
塀やフェンスの高さは1.4m前後で、下の方は気の流れ、風通しがいいように作る方がよいです。
高い塀は、風が抜けないので湿気が多く、苔が生えやすくなります。また、防犯上から見ても、外からの死角となるのでおすすめしません。
塀は、姿・形が美しく、デザインはあまり派手にせず上品な雰囲気のあるものにするのがよいでしょう。
2. 門・アプローチ
門は、心理的にも防犯上のことを考えると、門扉をつけた方がよいでしょう。
門から玄関の出入りが見られないように直線状の配置を避けることで外部の目をそらすことができます。
門から玄関までのアプローチは、直線ではなく、緩やかなカーブをつくるアプローチが良い気を運んでくれます。
敷地の大きさや状況によって、アプローチの長さや幅は変わってきますが、長さは4mから5m、幅は1.5m前後が好ましいです。
バランスのとれた明るいアプローチにするとよいでしょう。
アプローチサイドには、様々な花や植栽を植えることで、通るたびに楽しい気持ちになります。
無意識でも脳や心に与える影響が大きいため、いつでも整えておくことが大切です。 センスの良い明るいデザインや植栽が望ましいです。
3. 樹木や植物などの植栽
まず植栽は入ってくるものを浄化してくれます。
環境維持に欠かせない樹木や植物は、大気の浄化や湿度、温度などの調節の働きがあります。
樹木や植物は人間の五感を通して心の安定やストレスを解消し、生き返るように感じ癒やされます。
家とのバランスを考え、緑を多くして自然の中にいるように感じられるとよいでしょう。
また、シンボルツリーは家運繁栄につながります。
- 椿は立身出世
- 竹は一家の繁栄
- ニレは邪気除け
- ザクロは子孫繁栄
- 松は富と名声
- 東に桃、桜は病気をもたらす
- びわの木は、風水では注意が必要とされている
- 大木になる木ーイチョウ・ヒマラヤスギなど
- 樹液を発散する木ーバショウ・シュロ・フェニックス・ソテツ・ケンチャヤシ
- 土地のエネルギーの吸収が強いーミカン・クリ・カキ・モモ
庭に植える木は、風水で方角と木の相性が存在し、縁起の良い木というものがあります。
庭木を植える際には「陽木」を選び、適材適所に配置すると運気が高まるといわれています。また「陰木」となる、下向きやトゲがありツタが幹に絡まっている、枝が茂りすぎている、二股に分かれている、胴切、末枯している木などは避けたほうがよいでしょう。
基礎を持ち上げてしまう根が張るものは建物の近くには植えないなど注意が必要です。
成長時のことを考えて樹木を選び、剪定はこまめに行うとよいです。
4. 庭石
庭の自然石、灯籠、五輪塔、地蔵尊、カエルなどの置き物には大小を問わず固有の強い波動を持ち、因縁が絡む場合が多いです。この波動や因縁が悪ければ、運気に悪い影響を及ぼすので、できるだけ設置は少なくした方がよいです。
また、どこで拾ってきたかわからない石などは、非常に危険なので庭に設置するのは避けたほうがよいでしょう。
5. 井戸
井戸があってもよい方位は、家の中心から見て東方位、東南方位、北西方位です。この方位であればパワーはプラスに働き、家族の運気も向上します。
悪い方位にあれば、健康上の問題をかかえる恐れが出てきます。
井戸は、お祓いをして埋めたほうがよいでしょう。埋めた後はその上を歩かないようにツツジなどを植えるとよいです。家を建て直して井戸の方位が悪くなった場合も同じです。
6. 池
一般家庭の庭では、池や泉を作ることは極力避けた方がよいでしょう。池を作る場合は、東、東南、北西方位以外はすべてNGです。
作る場合の注意点としてはあまり深く掘らず、一坪以下の小さな池にすること。
まわりには樹木を植え、建物から10mほど離して作り、水は腐らないようにこまめに入れ替えることなどに気を付けましょう。

方角によって相性の良い樹木・植物を配置し運気アップ
● 北は、「水」の性質を持ち、学業運のアップ、健康や子孫繁栄に関わる方角です。白・オレンジ・ピンクの花が咲く樹木の相性が良いとされています。
相性の悪い「火」の性質を持つ、赤・紫色の花や実がなる植物は避けた方が無難です。
● 北東は、健康運の方角。土壌をあらわにして鬱蒼とさせないようによく手入れをして、オレンジ・ピンク・黄などの実や花が咲く樹木を植えるのがよいです。
● 東は、「木」の性質を持ち ビジネス運、男性の運気、健康や家族運に関わります。
土壌を耕し、赤・オレンジ・ピンクなどの花や実をつける樹木を植栽することです。
●南東は、恋愛運、人の縁全般や発展を意味し、朝日は前向きな気を発しています。
土壌をきれいにして陽光を遮らないような、色鮮やかな花や実をつける樹木や植物を選ぶとよいでしょう。運気を下げる白や黄色の花が咲く樹木、植物は避けた方がよいです。
●南は、日差しが多く差し込むエネルギッシュなパワーが満ちる「火」の性質を持ち、経済と未来の希望を象徴している事業運の方角です。
土壌をあらわにして降り注ぐ陽光を遮らない先の見通しがきく、すっきりとした樹木を選ぶとよいです。水の性質を持つ色とは相性が悪く、白い花が咲く植物は家庭の平和に悪い影響を及ぼしてしまう可能性があります。
●南西は、「土」の性質を持ち、家庭運や健康運に関わる方角です。
また、火の性質を持つものとも相性が良いので、赤・紫色の花や実をつける植物を植えるのもおすすめです。
●西は、女性の運気や健康状態、蓄財運などの「金」の性質を持ち、お金や恋愛、結婚運に関わる方角です。
金運を上げたいなら、金は火で溶かされるため、火の性質を持つものは置かない事と、赤・紫色の花や実をつける植物は植えないのが鉄則です。
黄色の花や実をつける柑橘系の植物を植えると、金運アップが期待できます。
●北西は、「金」の性質を持ち、オレンジ・ピンク・白の花や実をつける植物は相性が良く、出世や事業に関わると言われている方角です。

まとめ
外構や庭は、住まいを美しく整えるだけでなく、日々の暮らしに小さなよろこびと心のゆとりをもたらしてくれます。
楽しみながら暮らすことで、人生そのものはより豊かで楽しいものへと変わっていきます。
心地よい外構や庭は、風水的にも良い流れを生み、幸福感や歓びを自然と引き寄せてくれるでしょう。
これから土地の購入、住宅、マンションの新築、リフォーム、リノベーションをご計画の方に、ドクターズホームではより詳しくお伝えするために対面、オンラインどちらでもご相談承ります。
お気軽にお問い合わせください。
〈筆者プロフィール〉

長谷川仁龍
住まいのトータルコンサルタント
株式会社ドクターズホーム代表取締役
(一社)国際風水科学協会 副理事長
(一社)日本建築医学協会 副理事長
NPO法人日本自然素材研究開発協議会 理事
シンガポール国立大学 LKY公共政策大学院地政学プログラム修了
松永修岳大阿闍梨のもと、様々な加行を経て、伝法灌頂を授かる
東京都吉祥寺にて前の歌舞伎座を手掛けた棟梁に大工として師事
神社・仏閣・お茶室・一般住宅・RC造・鉄骨造・防音工事など、幅広く教えを乞う
23歳で仁・幸夢店を設立、建築業を開始
33歳の時余命を宣告され、真の健康住宅の必要性を感じる
高性能・風水、建築医学、最先端の知識を活用し、住む人々が財・体・心の健康を整え、豊かな人生が歩める住まい創りのプロデュースを行う
【主な著書】
『しあわせを育む風水健康と幸運を呼ぶ 家づくりの秘訣』
『しあわせになれる200年 健康エコエネルギーの家』
『家族が幸せになれるほんとうにいい家』
『100年長持ちするレンガ積みの家の秘密』
(以上、エール出版社)