「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシン

新型コロナウィルスの感染拡大によって、世界の状況がまったく変わってしまった今こそ
「幸せホルモン」「愛情ホルモン」「絆ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」の力を借りてみてはいかがでしょうか?

オキシトシンとは
オキシトシンは脳で作られます。
オキシトシンは赤ちゃんが乳頭を吸引する刺激によって、分泌が促進されます。ママの母乳を出すためのホルモンです。また、オキシトシンは子宮平滑筋を収縮させることで、出産時は陣痛を起こして分娩を促し、出産後は子宮の回復を促進する働きも持っています。
そのほかにも私達の心身にさまざまな効果を及ぼすことが研究でわかっています。

2020年10/17 一般社団法人 日本建築医学協会主催の住環境特別大講演会(オンライン)で高橋徳先生による「幸せホルモン オキシトシンの秘密」の講演もありました。

オキシトシンによる効果


幸せな気分になる

オキシトシンの効果として「幸福感」をもたらすことがよく知られています。
その理由は、オキシトシン増加に伴って分泌される神経伝達物質「セロトニン」にあります。
セロトニンは安心感やメンタル面の安定に寄与することが明らかになっています。セロトニンの分泌量が増えると、ほっこりと癒されるような幸福感を得られます。逆にセロトニンが低下すると攻撃性が高まったり、不安やうつ、パニック障害などの神経症状を引き起こしたりすると言われています。

脳や心が癒され、ストレスが緩和する

オキシトシンには、人間関係構築など社会的行動について不安なときに分泌されるストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑制する効果があると考えられています。

学習意欲や集中力が向上する

オキシトシンが分泌されるとストレスや不安、痛みなどが緩和され目の前の事に集中できるようになると言われています。その結果、記憶力が向上し、学習意欲も高まります。

不安や恐怖が減少する

オキシトシンが分泌されることで副交感神経の働きが活発になり、自律神経のバランスが整うと言われています。副交感神経が優位になると血管が緩んで血圧が低下し、心身もリラックスした穏やかな状態になるので、気分が落ちつき不安な気持ちが和らぐのでしょう。

やさしい気持ちになる

母の愛は無償と言いますが、これは分泌されるオキシトシンの働きによるものも大きいと考えられます。他者に対して寛容になり、穏やかな気持ちを保ちます。

コミュニケーションを円滑にする

オキシトシンは接している相手への親近感を抱かせる作用があると言われています。
怒り・悲しみといった強い感情を和らげ、家族、友人、パートナーへの信頼感を深めることができます。親近感を抱くことができ、寛容になれば、コミュニケーションもぐっとスムーズになります。信頼できる相手には、リラックスした気持ちで対応でき自然と笑顔になります。

睡眠を促し、質の良い眠りをもたらす

オキシトシンには入眠作用もあると言われています。心拍数を抑えて自律神経を整え、眠気を促してくれます。心身ともにリラックスして眠ることにより、質のよい睡眠も確保することができます。

血圧上昇を抑え、心臓の機能を上げる
オキシトシンには心拍数を抑え、血圧の上昇を防ぐ効果があると言われています。怒ると頭に血が上がると言いますが、怒りを和らげるオキシトシンは、ちょうど真逆の作用をするので、血圧低下、心拍減少は、血中のストレスホルモンを減らすと考えます。
心臓機能を高めた上、身体を中からリラックスさせてくれるのです。

免疫力アップ

記憶力アップ

オキシトシンの働きは一つにとどまりません。脳内の色々な感情を刺激しながら、穏やかな幸福感を増幅させていきます。

オキシトシンを増やす方法

他者とふれあう(会話やスキンシップ)
・頭を撫でる・撫でられる
・赤ちゃんを抱く
・恋人とハグやキスをする
・ペットと触れ合う
・家族団らんで食事をする
・友達とおしゃべりする
・心許せる相手と趣味やスポーツをともにする
など。ここで大切なのは、心地よく触れ合えたり、会話することです。
・マッサージ・リフレクソロジー・エステなど
優しくマッサージされていると、筋肉がゆるむだけではなく、気持ちまでゆったり幸せ心地になってきますね。これもオキシトシン効果です。
又「飼い犬と触れ合うことで、お互いにオキシトシンが分泌される」という研究もあります。

新しいことにチャレンジする
好奇心は心身を若く健康に保ちますが、オキシトシンも分泌されると言われています。
初めての体験を・・・
・初めての場所へ旅行に行く
・知らない分野の本を読む
・したことないスポーツに挑戦する
・新しい料理にチャレンジしてみる
・通ったことのない道を通ってみる
など、

心地良い、五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)を刺激する
見る  ・美しい景色を眺める。絵や写真を見るなど
聞く  ・好きな音楽を聴く。鳥の声を聞くなど
嗅ぐ  ・花の香りやアロマなどの香りを嗅ぐ
食べる ・おいしいご飯を食べるなど
触る  ・やわらかいものに触れるなど

住まい環境のもつ情報を調整し、五感を通しての脳に好ましい情報を送り込み、
心と体を最高のレベルへ高めていくことで、目的を達成する。
これが「風水環境科学」の原理です。

オキシトシンに包まれる住宅
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風水環境科学の理論と
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感謝や思いやりの気持ちを持つこと

誰かへの感謝や思いやりの気持ちを頭に思い浮かべるだけでも、オキシトシンが分泌されることが実験で判明しています。人間は社会性の高い生き物で、他者の役に立つことが脳内で「快」の感情を刺激するシステムになっています。
・プレゼントを贈る
・人に料理を作る
・他者のために行動する
・損得にとらわれず親切なことをする
・他人のいい所を探して褒める

・ちょっとしたことでも「ありがとう」と感謝を伝える
など

相手を思いやる利他の心を持つことが、このストレス社会を生き抜くポイントではないでしょうか。
不安やストレスは免疫力を低下させます。
一方でオキシトシンというホルモンは自律神経を調節して免疫力をアップしてくれるのです。
今日から積極的に、人に優しくしてみてはいかがでしょうか。
優しくされる人も優しくする人もオキシトシンで満たされます。
今こそ「感謝と思いやり」でコロナと不況を吹き飛ばし豊かな人生を歩みましょう!